2019年2月28日木曜日

蔵王 3泊3日車旅 3

宇都宮を過ぎると、バイパスは国道4号線1本に統一される。
片側1車線の一般道らしい道で矢板を過ぎ、那須高原へ差し掛かる。
県境の峠道、登坂車線の表示が見えだせば関東地方から東北地方へ入る。
福島県の白河、須賀川を越え、郡山あたりで
道路は片側2車線になり、再びバイパスになる。
あさか野バイパス、福島南バイパスとつながっていく。
しかし地図では一本の国道4号線としか表記されない。
昔の宿場町、現在の各市街地を通る元々の国道4号線(奥州街道)は
バイパス完成時に、県道などに格下げされてしまい。
今ではバイパスが唯一の国道4号線になっている。

福島市付近から国道4号線を離れ国道13号線、

福島から栗子峠を経由して米沢方面に向かうこの区間には
「万世大路」と言う立派な名前が付けられている。
まるで中国の都市にあるような道路名だが、
道路標識にも書かれている正式な名前である。
かつて、この道路が建設され開通の折、
行幸された明治天皇が授けた由緒ある名前だとWikipediaに書いてあった。

いま、その万世大路に沿って東北中央自動車道が建設されている。
福島県の相馬市を起点として、常磐自動車道から分岐し、
福島市飯坂付近で東北自動車道と交差、米沢、南陽高畠、
上山、山形市を経て秋田県横手市に至り。秋田道につながる。

今年度南陽高畠から上山までの区間が完成して、
東北道から山形市までの区間が全線開通となる。
東京と蔵王の間が高速道路経由で、今までより約30キロ短くなり、
更に高速道路のインターが蔵王温泉の直下となるため、
高速道路を使用した時、蔵王までの所要時間は30分以上短縮される。

東北中央自動車道の福島山形間が全線開通となるまで、
すでに完成している福島米沢間が無料で開放されている。
この無料区間を利用しようと目論んでいた。
ところが、東北自動車道からは、福島ジャンクションで繋がっているが、
一般道からの入り方がよくわからない。
一般道優先にセットしたカーナビは、福島市のど真ん中を
突っ切って、国道13号線 を指している。
13号線に入ったところで、高速推奨ルートに
切り替えてみたが、カーナビは東北中央自動車道ではなく
東北自動車道に乗せようとする。
仕方なく、万世大路をたどることにした。

後で調べてみると、福島市の北西、果樹園が沢山あるあたりに
福島大笹生インターと言う新しいインターがあった。
福島市の市街で万世大路から外れてそこを目指せば東北中央道の
無料区間を使えたらしい。








2019年2月27日水曜日

蔵王 3泊3日車旅 2

そろり、そろーりと嫁を説得した。
最初は「バスが無いなら新幹線にすれば」と言われたが、
費用とかを説明すると納得した。
最後に「蔵王じゃなくてGALAでいいじゃん」
と追い打ちをかけられたが、
来週新しいプロジェクトが始まれば、
今年はもうスキーに行けないかもしれない
と泣きついてかわした。
そんな感じでなんとか最大の難関をクリアしたので、
20日のル・ベール蔵王を予約した。
これで、19日夜出発、車中1泊?、蔵王温泉ル・ベール蔵王1泊、
蔵王温泉スキー場中央高原Forest inn SANGORO1泊で
3泊3日の行程が確定である。

出発する19日の昼間は、家で使う暖房用の灯油とか、
そのほか思い当たる重そうなものの買い物をして、
車が使えないことで、後々被害を被らない準備した。
幸い関東の天気予報も記録的な暖かさで、
雨も降りそうにない。
自転車に載せられないほどの、買い物さえなければ
文句を言われまい。

夜9時30分に出発、カーナビの目的地を蔵王温泉に
そして一般道優先にセットする。
表示された距離は398㎞、到着予想時刻は10時40分となっている。
一般道を走行する時のカーナビの想定速度は時速30㎞になっている。
昼間の東京では、これでも早すぎるが、
今回の行程の半分以上を占める、国道4号線はバイパスが整備され
法定速度が時速60㎞以上の部分が多い。
まして、夜間は道路も空いている。無理にスピードを上げなくても
到着時刻は大分早くなるはずだ。
けれど 10時40分の表示を見てしまうと、
あと1時間出発が早い方が良かったのか、と少し不安になる。

環状八号線から、笹目通りに入る。
美女木を右折して外環道の下の一般道を走る。
川口で左折、東北自動車道に沿って122号線を岩槻まで、
岩槻で右折して国道16号線、
春日部の国道16号と国道4号線の交差点を素通りして
その先の、春日部古河バイバスに入った。
時間は23時半過ぎ、2時間余り走った。
コンビニでコーヒーを買った。
こうゆう時には、24時間入れたてのコーヒーが買える
のは非常にありがたい。
日付を超えて、バイパスの名前が古河小山バイパスになり
小山石橋バイパスになり、石橋宇都宮バイパスへと変わる。
宇都宮まで、本来の国道4号線は通らない。
全て片側2車線以上のバイパス。



2019年2月25日月曜日

蔵王 3泊3日車旅 1

蔵王に行く事にした。
決めたのは2月18日、出発は2月19日,
なんとも世話しない話であるが。

2月18日に仕事の打ち合わせがあり、
次のプロジェクトの開始が即日なのか3月なのかが、
その打合せまで決まらない。
結局開始は2月25日になった。
始まれば忙しくなり、スキーにいけるかどうかわからない。
行けたとしても、日帰りで白馬が精一杯で、
泊りがけで蔵王はとても無理だろう。
時間が自由になる今週中が、最後のチャンスになってしまった。

更に輪をかけて、気象庁の予報にもせかされた。
2月20日は記録的な温かさになる予報がでている。
その後も 2月半ばから3月半ばまでの一か月
北日本も含めては全国的に暖かくなると言う。
心配していた暖冬が、今頃になって牙をむきだした。
いくら記録的と言っても3月末並みの暖かさ、
150㎝以上積もった雪がいきなり溶けてしまうことはない。
例年の蔵王では、5月初めまでスキーができる。
しかし、樹氷はそうはいかない。
樹氷は雪ではない、濃い霧(ガス)の微小な水滴が過冷却となって
アオモリトドマツの葉っぱにあたって凍り付き
それが重なりエビの尻尾と呼ばれる氷の結晶となる。
それが成長し、重なりあい樹氷となっている。
成長した1本のエビの尻尾は真っ白なエビフライの様。
真っ白いエビフライは尻尾の先っちょでアオモリトドマツに
くっついている。
エビの尻尾 尖ったほうが樹についている
なので、暖かい日にはその先っちょが溶け樹氷は落ちてしまう。
雪だるまが溶けて崩れるのとは全く違う。
ずっぽりとおちてしまうのだ。
例年の2月であれば、暖かい日に落ちた樹氷も間の戻りで復活する。
蔵王の濃いガス(霧)がマイナス10度以下で、アオモリトドマツに
吹き付ければ樹氷(エビの尻尾)はまた成長する。

しかし3月半ばまで暖かい予報の通りなら、樹氷は復活することなく
そのまま春になってしまうかもしれない。
いまから行っても、間に合わないかもしれないが、
せめて落ちた樹氷の残骸でも見れれば、
スキーシーズンの終わりを納得して迎えることが出来る気がする。
早速SANGOROに電話を入れた。

雪がある季節のあいだはいつも、SANGOROの空室具合を見ている。
少ないSANGOROの空き室を見ては、妄想にふけっている。
2,3日前には、21日にだけシングル3室の空きがあった。
電話してみると、幸い1室残っていた。
欲を出して「前後に空きはないですか?」と
聞いてみたがそれは無理だった。

21日のSANGORO1泊は確保できた。
だが、今期の蔵王でのスキーが、これで最後かと思うと
一泊二日では物足りない、それに一泊でも二泊でも
往復の手間は変わらない。
前後どちらかに一泊を足してせめて三日は滑りたい。
思う存分滑るため、追加の一泊も出来れば蔵王温泉内で泊まりたい。
スキーシーズン真っ盛りの2月、蔵王温泉でお一人様を受け入れてくれる
宿はあるだろうかと心配したが、前回泊まれなかったル・ベール蔵王に
一人でも申し込めるプランを見つけた。
一泊二食リフト券込みで税込み17580円、20日でも22日でも予約できそうだ。

二人以上なら、リフト券なし、素泊まり、朝食のみなどのプランもあり
選択肢が多いが、一人で申し込めるのはこのプランだけ。
リフト券は3日券を買ったほうがめんどくさくない、シニアであれば11800円と
1日あたり4000円を下回る。
せめて、リフト券なしのプランは無いものかとおもったが
〇天トラベルでも○○ぶ、〇ゃらんでも、
ル・ベール蔵王の公式サイトでもこのプランしかない。

 あきらめずにGoogleであちこち探した。
なんとJTBでル・ベール蔵王リフト券なしのプランを見つけた。
値段は13200円でついていないリフト券分が安いだけでほぼ同額、
しかし、17580円の方はお部屋お任せとなっているが
こちらは、6畳の和室+ツインベッドルームが確定している。
かねてから、ルベール蔵王には泊まりたいと思っていたし、
このプランを20日か22日に加えることにした。

どちらの日を加えるかは、交通手段の都合にすることにした。

ひとり旅なら、手間(考える手間も含めて)がかからないのは新幹線 、
しかしその分値段は高い、東京からの往復で20900円、更に山形駅⇔蔵王温泉の
路線バスの料金が片道1000円で、往復2000円が加わる。
値段の他にも問題なのは蔵王温泉スキー場に到着する時間、
東京を始発の新幹線で出発したとしても、山形駅に8時57分、
蔵王温泉には9時57分着となる。
それから着替やら、なんやかんやを考えれば、滑り始めるのは昼近くと
なることだろう。
そこで初日朝から滑れることを第一に考え、体はつらいが今回は、
蔵王温泉へ直行する夜行バスにしようかと考えた。
東京駅近くの鍜治橋を夜中に出て、朝8時過ぎに蔵王温泉のホテル喜らく前の
駐車場につく、そこから蔵王ロープウェイ山麓駅までは100m。
運行しているオリオンバスのサイトを調べて見た、2月のこの時期、
19日も20日も出発間際では空きが無かった。

前回と同じく昼行の高速バス+山形市内で前泊はどうかなと調べてみたが、
前泊用のホテルはあるが、こちらも昼行の高速バスが満席だ。
オリオンバスとWILLER以外の高速バスなら、空席があるのだが、
それらのバスではスキーを載せてもらえない。

最後に考えたのは仙台経由のルート、仙台駅から蔵王温泉行の高速バスがある。
バスは1日1往復 朝8時仙台駅発 蔵王温泉9時30分着である。
仙台駅へは、オリオンバスもWILLERも高速バスを運行しており、
夜行なら6時前に着く、夜行バスで仙台に行き、乗り換えを2時間待って
蔵王行きのバスにのるか、
または、昼行の高速バスで仙台で行き、仙台で前泊後、蔵王へ向かう、
しかし何れにしても、蔵王温泉に着くのは9時30分。
ちなみに東京を始発の新幹線に乗っても、仙台に8時前にはつかない。
手間をかけても、山形行新幹線始発に乗るより30分早まるだけ。

色々と考えあぐねて面倒になり、山形市に前泊、移動は新幹線でいいかと
思い始めた。
その時、車で行くこと思い付いた。
高速道路に乗れば、高速料金だけで往復14000円はかかる、
しかし蔵王で滑る前の日も、東京へ戻った後も特段用事は無い。
10時間以上かかることを覚悟して、
夜に、空いた一般道を走れば、高速料金はいらない。
途中で疲れたら仮眠すればいい。
車はハイブリッドのワンボックス、ガソリン1ℓで20キロ走る、
蔵王を往復しても50ℓは使わない。

山形駅や仙台駅からの、蔵王温泉行路線バス料金もかからない、
自宅からとJRの駅までや、バスターミナルまでの移動の料金もいらない。
荷造りも楽だし、ロッカーも使わなくていい。
蔵王温泉スキー場の駐車場も平日ならどこでも無料、
ゲレンデの間を車で移動することもできる。
問題は唯一つ、
3日間+α 車を占有することを、嫁にうまく説得できるかだ。
















2019年2月24日日曜日

GALA湯沢に行って見た 4

中央エリアに戻り、もう一度ジジを滑った。
やはり、あまり楽しくはない。
結局、北エリアに移動して、ジョアンナへ行った。
ジョアンナは、シャリオリフトの両側にきれいな扇形を
しているが、左側は広めにスクール専用となっている。

残った右側は細長い三角形になり、傾斜が増すあたりの
真ん中にリフトの柱がある。その両側は各々幅10メートル程度
自然にターンがタイトになるが、どうもその具合が楽しい。
滑ってリフトに乗り頂上で降りる1回転で5分を2時間余り
繰り返してしまった。時刻は午後1時過ぎ。
そろそろ、昼飯にするか、それともこのまま滑って、
早めに上がろうか考えはじめた。
斜面をおり、膝を伸ばした瞬間、両足の前腿が攣った。
思わずしゃがみこむがうまく伸びない。
スキーを外し、雪の上で正座のような形で伸ばした。
どうも、タイトなターンを繰り返すうちに大分後傾で
回していたようだ。空気椅子状態を2時間近くしていたらしい。
仕方なく、北エリアのレストランオーレで休息がてら昼飯にした。

ゲレショクの定番 カツカレーは、値段はいつも通りの1200円

味はいつものゲレショクより良いようだ。
最近は、どこのゲレショクも良くなってきているから、
平均なのかもしれない。
スキーの昼飯はどうしてもSANGOROと比べてしまう。
丸いフランスパン(カンパーニュ?ブールなのかも)を
器にしたSANGOROのクラムチャウダーも同じ1200円

自分の好みに合うだけのことだとは思うが、それを超える評価の
ゲレショクには会っていない。

足の方は、おちついている。立っても座っても歩いても
特別な痛みは無い。
昼食をおえて、そろりとジョアンナを滑ってみた。
降りたところでまた腿が攣った。
さすがにこれはまずい、下手をするとレスキューの世話になってしまう。
慎重に筋肉を伸ばし下山することにした。

ゴンドラで下るべきかとも思ったが、
見栄が捨てきれず、シャリオリフトに乗り
下山コース ファルコンを降りる。
300m滑っては、しゃがんで腿を伸ばし、
また滑っては、しゃがむの繰り返し、
2度ほどは板を外してコースわきで正座する。
後から滑ってきたボーダーに、大丈夫ですかと声をかけられてしまった。
見栄はって、下りのゴンドラを避けた意味もなく、
やっとのことカワバンガにたどり着いた。

ロッカーで着替え、時間を見ると2時50分だった。
カワバンガの3階には、温泉がある。
3時までは割引で1000円で入れる。温泉に入る予定ではなかったが
足を温めたほうが良いだろうし、割引時間帯に間に合ってしまったので
入ることにした。
温泉には、水着で入るフィットネスプールが併設されている。
温泉の方は、風呂、サウナ、水風呂で露天は無く小振りの
スーパー銭湯と言ったところ。バスタオル、フェイスタオルも
レンタルも料金に含まれているのは楽。
 温泉の受付の外には無料の休息ラウンジIRORIがある、

新幹線の時刻表示もある。
次の新幹線は5分後 3時54分
その後は 5時7分と表示されている。
ゆっくり2本目でいいかと思ったが、
たぶん2本目は日帰りのピーク、ゆったり帰るなら
1本目のほうがよさそうな気がした。
何しろ新幹線のホームまで1分あれば行ける。

そそくさとホームに降りると2階建て車両の MAXたにがわ 
自由席の2階も十分に空きがあり、3人席を一人で座れた。

越後湯沢までは、雪景色、更に本降りの雪、
越後湯沢を出ると新幹線は谷川岳の下をトンネルで
くぐる、その距離約30㎞、
トンネルを抜けた先の上毛高原駅ではもう雪もまばらになる。
更にトンネルを約30キロメートル抜けた先ではもう雪のかけらも見えない。
楽に、早く行ける雪国の夢は、
夢から覚めるのもあっという間だ。

翌日は予想通り、階段を下るのもままならなくなった。
負け惜しみを言えば、三日目には回復した、
それに、いいトレーニングになったらしく
その後足の調子が良く、後傾にも気を付ける様になった。











2019年2月23日土曜日

GALA湯沢に行って見た 3

ゴンドラは10分ほどで、中央ゲレンデのレストハウス
チアーズについた。
 リフト乗り場は正面30m先。
 とりあえず中央エリアを登る。
 エーデルワイス(初)、エンターティナー(初、中)を
1本づつ滑り、ジジ(中)を3本、
長さは結構あるが、余りワクワクしない。
体が温まっていないのかもしれない。
北エリアへ移動して、ブロードウェイを2本

その正面に見えたシャリオリフトに乗り、
ジョアンナを滑った。

長さは250m、斜度は20~23度程度だろうか、
頂上は緩斜面、中間から少し急になる。
緩斜面からは落ち込む先が見えないのが
少しわくわくする。

距離が短いが、テンポよく滑れる。
ジョアンナの頂上は、下山コース ファルコンの
START地点になっている。
6,7本ジョアンナを滑ったあと、ファルコンを降りてみることにした
ゲレンデマップでは、初、中級者向けとなっているが、
途中に急斜面があると場内アナウンスが流れている。
距離は2.5㎞。

滑ってみると、蔵王の大平コースの上半分と似ている。
大平コースは全長4㎞で下部はサンライズゲレンデ上部になっているので
長さも似通っている。

半分ほど降りると、眼下に関越道、新幹線が見えてくる。


最後は、スキーセンターカワバンガ、ゴンドラ乗り場と
同じフロアーの入り口に着いた。

時間を見ると11時 
早めの昼飯とも思ったが、丁度手頃なおにぎり屋は
開店が11時半になっていて、そのおにぎりも
塩にぎりで260円、それ以外は300円~400円と
値段はあまり手頃ではない。
結局そのままゴンドラに乗り、ゲレンデへ戻った。













GALA湯沢に行って見た 2

えきねっとで買ったGALA湯沢の日帰りツアーは
東京駅を6時台に出発する新幹線のみ利用可となっている。
上越新幹線の6時台発車は3本、
6:08 とき 新潟行き (上越新幹線の始発)
6:34 たにがわ GALA湯沢行
6:44 たにがわ GALA湯沢行
始発のときは、GALA湯沢には行かない。
GALA湯沢は、越後湯沢から分かれた支線の先にある。
最初にGALAに到着するのは。6:44東京発のたにがわ
この新幹線は大宮から越後湯沢までノンストップ
6:34のたにがわを追い越してしまう。
スキー場の各施設も最初のたにがわの到着に合わせて
OPENする。
Webで申し込んだチケットは、JR指定席券の自動券売機で受け取る。
少々余裕を見て、5時40分に新宿に着いた。
新宿西口の券売機に、クレジットカードを入れると、
往復の乗車券、新幹線自由席特急券それと
リフト、ロッカーの引換券が出てきた。
乗車券は東京都区内からGALA湯沢なので、新宿から使える
切符対応の改札を通って東京駅へ向かった。
 東京行きの中央線、席が埋まる程度の客の中に、
自分を含めてスキー、スノボ持った人が4人もいる。

GALA湯沢へ行くのだろうか。

6:20に東京駅についた。
新幹線のホームには、先発の金沢行はくたかが居る。
次発の列にスノボを持った2,3人が並んでいる。
はくたかが出発したころには、スキー、スノボの
道具らしき荷物を持った人たちが、各出入り口の印に
20人ほど列を作った。
昔、シュプール号(スキー場行の夜行列車)に乗るために
列を作った景色を思い出して懐かしくなった。

東京駅を発車した時は、半分空席だったが、
大宮を出る時は、スキー客で満席だった。

トンネルを抜けて越後湯沢は、雪が降っている。
GALA湯沢に着いた。

改札を出ると目の前がインフォメーションカウンター
空港の出国ゲートのようにいくつも並んでいる。

並んでいる人の年齢も国籍も様々
要領が悪いグループがいてその列だけ渋滞したり
またそれをよけて短い列に並びなおしたりする
全く出国ゲートと同じ。
ここで、引換券を渡し、リフト券とロッカー券を受け取る。
ロッカールームはほんの15メートル先
スーパー銭湯の受付とロッカーより近い

ロッカーは暗証番号式でロッカー券にはロッカー番号と
最初の暗証番号が印字されている。
指定されたロッカーでロッカー券の暗証番号をいれ、
その後自分が決めた番号にセットする。
その番号で一日開け閉めが出来る。
コインロッカーのように閉めるたびにチャリンと
小銭を入れずに済む。
ロッカーの使用料は一日 1000円(当日)
ツアーとセットなら700円になる。
ロッカールームの中に更衣室があるが、
ロッカールームが男女別なのでそのまま着替える人も多い。

ロッカールームの入り口の横にゴンドラ乗り場の入り口がある。
反対側の横はレンタルショップ、
新幹線の改札を出てから、道具を借りて、着替えて、
スキーブーツも履いて、ゴンドラに乗る、そこまで1段の段差も無い。













2019年2月19日火曜日

GALA湯沢 に行ってみた 1

楽そうなスキー場へ行ってみることにした。

GALA湯沢 

カワバンガ
GALA湯沢、ゴンドラ駅の下は新幹線ホーム、右はスキーセンター(カワバンガ)

新幹線の駅がスキーセンター、

改札を出れば20歩でチケットカウンター
そこから30歩でロッカールーム
レンタルショップ、

レストラン、売店、
なんとそのままゴンドラに乗れる。

風呂、フィットネスプールも併設されている。
新幹線の改札を出て、20歩でチケットカウンター
そこから30歩でロッカールーム、更に50歩でゴンドラに乗れる。
スノーシューズはいらない。革靴、ハイヒールだって問題ない。

値段も安い。
新幹線      往復 13140円
リフト券      1日       4600円

合計 17740円 が Webで買えば 平日 7900円
現地でチケットを買えば使用料1000円のロッカー付きで
平日 8600円
半額以下!、

何故か!GALA湯沢はJR東日本のスキー場なのだ。
スキーセンターは勿論、スキー場も言わば”駅ナカ”
予約は前日の18:00までOK、
チケットは駅の自動券売機で受け取れる。

さすが、JR経営、

何しろ、東京のどこかの駅で改札を通ったら
JRから出ないでスキーをして帰って来る。
その間に使うお金はすべてJRの売り上げ
そう考えれば納得がいく。




2019年2月15日金曜日

蔵王 スキーひとり旅 想定内、想定外、想定以上?


ひとり旅であれば、判断は自由、相談相手は自分しかいない。
反省とかはひとり旅では無意味。
しかし、考えていたことと違っていたなぁということはある。


行きも帰りも隣が空席!だったこともあり、
昼行の高速バスは想定以上に快適だった。
料金が山形行が2500円、東京戻りが2900円では文句のつけようもない。
細かいことを言えば、
東京へ戻る時乗ったWILLERバスの座席はフードつきで、
ひじ掛けも板状で固定されており、隣席と分離されている。
若い女性でも不安なく、夜行バスを利用することを想定しているのだろう。
しかし、となりの席が空いているときは、固定されたひじ掛けは窮屈に感じた。
山形へ行く時に乗ったオリオンバスはひじ掛けを跳ね上げられる、
普通のシートでシート間も広く楽だった。
何れにしても、移動に1日を費やす余裕があるなら昼行バスはいい選択だ。
バスタ新宿が出来たおかげでバス乗車のアクセスも
バスに乗り降りする時の設備、環境も良くなっている。

スキーの前日、山形市内のビジネスホテルに宿泊したのは
想定通り良い選択だった。
市内の観光スポットを歩くこともできた、
居酒屋で山形名物やB級グルメ、地元の酒なども楽しむことができた。
値段も決して高くない。調子に乗って飲みすぎる危険はあるが。

初日のスキーの後の二泊目を、山形市内泊としたのは想定外に不便だった。
朝、スキー道具を背負って路線バスに乗り、蔵王温泉についてから、
横倉まで歩き、着替えて荷物をロッカーに入れる。
面倒だが、ここまでは想定内、最初から覚悟をしていた。
想定外だったのは 、滑走中の心理?
スキー最終日以外の日に、滑走中考えていることは、
次に滑るコース、ゲレンデの状態、自分の滑りの状態、
足の耐久力、気持ちの耐久力、リフトの運行時間、腹の減り具合・・・・


夕方、足も気持ちも本日分は売り切れた状態で宿に帰り、
装備をバラバラと外し、ベッドか畳の上でひっくり返ればいいと思って
滑っていた。
実際、そのまま寝込んでしまい、夕食の知らせで目を覚ますこともあった。
今回は、最終日でなくとも、バスの時間やら、道具をまとめる時間を
考えていた。
スキーのことしか考えない、他のことを考えてもしょうがない一日、
それが泊りがけのスキーの良さなのに気が付いた。
今回、三日目蔵王に上がるのをやめて帰ることにしたのも、ひょっとしたら
最終日にやるべき、道具の始末やら、下山の時間を気にするルーティンを
2日目にしてしまったからかもしれないなぁ、と今は思う。

それに、二晩つづけて同じ町の、居酒屋で飯を食うのもつまらない。
スキーの後は体力、筋力を使い果たし、ひたすらグリコーゲンの
回復のためにメシを食らう のが良いと思う。

スキー中のカメラの携行の仕方も想定外だった。
今回、腹の前でカメラを固定するチェストストラップを使った。
カメラに付属している、ネックストラップ と組み合わせ、
ネックストラップだけでは、ぶらつくカメラをチェストストラップで抑える。
歩く、走るまでは良かったが、スキーには向かないことが判った。
カメラをチェストストラップで腹に固定した状態でザンゲ坂を降りた。
しかしどうも動きがおかしい。スムーズにリズムが刻めない。
ザンゲ坂を降り切ったあたりで原因が分かった、
ひどい後傾になっていたのだ。
腹の前に一眼レフを固定してしまったのでそれがつっかいぼうになり
スムーズな前傾が出来ない。
ウェストも関節の一つなんだと気が付いた。

カメラを横腹までずらしたら、やっと普通に滑れるようになった。
結局、カメラはディパックに入れて背負い、撮影時に取り出すのが一番いい。
一周回って元に戻ってしまった。
ポケットに入る、デジカメを使えば楽なのだが、手振れの補正とか
画質とかが一眼レフにはかなわない。バッテリーも小さくて、
低温時は特に持ちが悪くなる。

2019年2月12日火曜日

蔵王 スキーひとり旅 帰路

5時半に目が覚めた。
カーテンを開けて外を見た。
雪が降っている。空はまだ白み始めてもいない。
蔵王では,夜半から明け方にかけて雪がふり、
7時を過ぎるころから、晴天が広がりだす。

SANGOROのファーストトラックがSTARTする頃明るくなり、

大平コース、
サンライズ、

かもしか大橋を渡るころ日が差し始め、

中森を背中に朝日を受けて滑る。蔵王中央ロープウェイ温泉駅へ

始発の鳥兜山頂行のゴンドラに乗り
中央高原へ着いて、太陽の光に改めて驚く

大平コース、サンライズ、中森全て西向き
朝日を正面からは受けていない。
中央ゲレンデを、SANGOROめがけて駆け下る。
真っ白なゲレンデ、一本だけのシュプールを鋭い矢印の群れ
林の影が刺している。
それが、蔵王の最高のコンディション。

しかし、ここは山形市内、蔵王がどうなっているかは感じられない。
これから路線バスで蔵王温泉の登り、着替えて山頂を目指す。
14時にはスキーを片付け、17時過ぎには山形駅から新幹線に乗る
20時東京に戻り、家は21時過ぎだろう。
「昨日と同じなら、蔵王に登るのはやめようか」と思ってしまった。
どうせひとり旅、無理をしてもしょうがない。明日は早出当番で
6時過ぎには家を出なければならない。

仕事をさぼったような後ろめたさも変に心地いい。
ならば昼行の東京行きバスがあるのではと、スマホで検索した。
10:20分山形駅発、新宿バスタに16:20着WILLERがあった。
スマホでチケットもとれる。2900円也

のんびりとパッキングし、8時半にチェックアウト、
松屋で朝飯を食べた。
山形駅のエスパルで土産物を物色、一昨日行ったシベールも
あったのでラスクを追加買い、

駅の東西通路にJAの出店が出ていた。

リンゴが6個一袋で350円、ちょっと小ぶりだけれど
しっかり赤いサンフジで美味そうで買ってしまった。

西口に行くと、霞城セントラルのホールと外で
庄内浜の漁協がイベントをやっている、
一夜干しの焼きイカとか氷下魚(コマイ)のようなタラ
味噌仕立てのタラ汁が並ぶ、

10:30開始で人が結構集まっているが、地元の人ばかりで
観光イベントと言うより、地元の物産直売のようだ。

一夜干しと、鮭とばを削ったものを、フライング気味で
売ってもらってWILLERに乗り込んだ。
WILLERは、経由地は無く新宿へ直行、
山形道は雲が低く、蔵王に登らずに帰る自分への
言い訳のタネになった。

村田ジャンクションからは、快晴、

快晴がうすらさみしい気がするのはスキー帰りでいつものこと
バスタ新宿には20分早く、16時丁度についた。