2019年2月15日金曜日

蔵王 スキーひとり旅 想定内、想定外、想定以上?


ひとり旅であれば、判断は自由、相談相手は自分しかいない。
反省とかはひとり旅では無意味。
しかし、考えていたことと違っていたなぁということはある。


行きも帰りも隣が空席!だったこともあり、
昼行の高速バスは想定以上に快適だった。
料金が山形行が2500円、東京戻りが2900円では文句のつけようもない。
細かいことを言えば、
東京へ戻る時乗ったWILLERバスの座席はフードつきで、
ひじ掛けも板状で固定されており、隣席と分離されている。
若い女性でも不安なく、夜行バスを利用することを想定しているのだろう。
しかし、となりの席が空いているときは、固定されたひじ掛けは窮屈に感じた。
山形へ行く時に乗ったオリオンバスはひじ掛けを跳ね上げられる、
普通のシートでシート間も広く楽だった。
何れにしても、移動に1日を費やす余裕があるなら昼行バスはいい選択だ。
バスタ新宿が出来たおかげでバス乗車のアクセスも
バスに乗り降りする時の設備、環境も良くなっている。

スキーの前日、山形市内のビジネスホテルに宿泊したのは
想定通り良い選択だった。
市内の観光スポットを歩くこともできた、
居酒屋で山形名物やB級グルメ、地元の酒なども楽しむことができた。
値段も決して高くない。調子に乗って飲みすぎる危険はあるが。

初日のスキーの後の二泊目を、山形市内泊としたのは想定外に不便だった。
朝、スキー道具を背負って路線バスに乗り、蔵王温泉についてから、
横倉まで歩き、着替えて荷物をロッカーに入れる。
面倒だが、ここまでは想定内、最初から覚悟をしていた。
想定外だったのは 、滑走中の心理?
スキー最終日以外の日に、滑走中考えていることは、
次に滑るコース、ゲレンデの状態、自分の滑りの状態、
足の耐久力、気持ちの耐久力、リフトの運行時間、腹の減り具合・・・・


夕方、足も気持ちも本日分は売り切れた状態で宿に帰り、
装備をバラバラと外し、ベッドか畳の上でひっくり返ればいいと思って
滑っていた。
実際、そのまま寝込んでしまい、夕食の知らせで目を覚ますこともあった。
今回は、最終日でなくとも、バスの時間やら、道具をまとめる時間を
考えていた。
スキーのことしか考えない、他のことを考えてもしょうがない一日、
それが泊りがけのスキーの良さなのに気が付いた。
今回、三日目蔵王に上がるのをやめて帰ることにしたのも、ひょっとしたら
最終日にやるべき、道具の始末やら、下山の時間を気にするルーティンを
2日目にしてしまったからかもしれないなぁ、と今は思う。

それに、二晩つづけて同じ町の、居酒屋で飯を食うのもつまらない。
スキーの後は体力、筋力を使い果たし、ひたすらグリコーゲンの
回復のためにメシを食らう のが良いと思う。

スキー中のカメラの携行の仕方も想定外だった。
今回、腹の前でカメラを固定するチェストストラップを使った。
カメラに付属している、ネックストラップ と組み合わせ、
ネックストラップだけでは、ぶらつくカメラをチェストストラップで抑える。
歩く、走るまでは良かったが、スキーには向かないことが判った。
カメラをチェストストラップで腹に固定した状態でザンゲ坂を降りた。
しかしどうも動きがおかしい。スムーズにリズムが刻めない。
ザンゲ坂を降り切ったあたりで原因が分かった、
ひどい後傾になっていたのだ。
腹の前に一眼レフを固定してしまったのでそれがつっかいぼうになり
スムーズな前傾が出来ない。
ウェストも関節の一つなんだと気が付いた。

カメラを横腹までずらしたら、やっと普通に滑れるようになった。
結局、カメラはディパックに入れて背負い、撮影時に取り出すのが一番いい。
一周回って元に戻ってしまった。
ポケットに入る、デジカメを使えば楽なのだが、手振れの補正とか
画質とかが一眼レフにはかなわない。バッテリーも小さくて、
低温時は特に持ちが悪くなる。

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