ザンゲ坂を降り、樹氷原コースを
ユートピア上部、100万人ゲレンデ、横倉と滑る。
ガスが追いかけて降りてくる。
とうとう、アストリアホテルから上はガスに飲み込まれてしまった。
時間は昼過ぎ、昼めしを食べ、天気の様子をみる。
レストラン横倉は注文する人たちが長い列を作っていた。
一人で列を待つのも面倒なので、一階の無料休息所のケバブ屋で済ませた。
昼食を終えても、天気は回復しない、
蔵王ロープウェイ山麓線も整理券配布をやめ、
乗車規制は無くなっている。
今なら30分で地蔵山頂まで行けるが、総延長10キロの内
9キロはホワイトアウトだろう。
今晩がSANGORO泊まりなら、地蔵山頂からザンゲ坂をおり、ユートピア
連絡コース、菖蒲沼、片貝トリプル、中央ゲレンデと道をたどり
SANGOROの薪ストーブの前でコーヒーを飲みながら夕暮れを
待つ。
今、登れば 3時にはSANGOROにたどり着ける。
薪が燃える火の色が懐かしい。
しかし、SANGOROに泊まれない今日は、
その後降りなければならない。
ドッコ沼の横を抜け、ダイヤモンドバレーをかすめて
高鳥コースを降りる、
サブバーンから、サンライズへトラバース
かもしか大橋を渡り、中森ゲレンデを滑り降り
蔵王中央ロープウェイ、蔵王温泉駅まで降りる、
そこから蔵王ロープウェイ、山麓駅一階の無料休息所までは
スキーブーツで歩くことになる。
ガスが掛かっていなければそのコースも楽しそうだが、
今日は、どこへ行っても1000mより上は真っ白だろう。
結局、横倉第一ペアを7本ほど滑り、雪も降ってきたのでやめてしまった。
スキー板をケース(スキー袋)に入れ、スキーブーツをスノーシューズに
履き替えて、バスターミナルへと歩き出した。
途中、蔵王土産物センターをのぞき、時間を確認すると2時40分
山形駅行のバスは毎時20分発、さんべさんでたまこんをかじってから
ターミナルへ行った。
バスターミナルには20人ほどバス待ちの客がいる。半数以上が外国人。
その後も、旅館やホテルの送迎車が次々と客を運んでくる。
3時10分ごろ、バス会社の係員がハンドマイクで案内を始めた。
「山形駅行臨時便を出します。山形駅直行となります。」
「駅に行かれる方はこちらをご利用ください」
「臨時便の後定期便がでます。途中の停留所で降りられる方は定期便をご利用ください」
アルファーワンに戻るには、山形駅の一つか二つ手前の停留所が近い。
バスを待つ列からそれて定期便を待った。
ターミナルの客は、40人ほどに増えていたが、殆どが臨時便に乗った。
臨時便が出発した後、ターミナルに残ったのは私を入れて4人、
その内、定期便の時間ギリギリに来た客が増え、定刻15:20には
10人ほどになった。
臨時便が出たおかげで、定期便のバスの最前列に座ることができた。
雪が本降りになっている。
山形駅の2つ手前 五日町停留所でおりた。
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