ひとり旅
もう一つの今回の目的は、スキー場、温泉街 以外の写真。山形市内、居酒屋、バス、その他諸々を撮りたい。
蔵王に初めて行ったのは、40年近く前になる。
それからバブルがあり、スキーブームがあり、スノボが始まり、
そしてウインタースポーツが下火になった。
多くのゲレンデが閉鎖した。
自分も、30前後から50近くなるまでスキーを履くことはなかった。
よくぞ蔵王が残っていてくれたと想う。
蔵王 樹氷原 |
多くの人の努力もあるだろう。
感謝を忘れずに訪れたい、と心から思う。
今、最も恐れるのは、
蔵王を訪れる人が減って行くこと
客が減れば、設備が縮小、宿も廃業を余儀なくされる。
知りうる限りでも、無くなった施設は五指に余る。
ドッコ沼のほとりにあった蔵王国際高原ホテル、
パラダイス、コタン、菖蒲沼に囲まれた樹氷原の家スターライトホテル、
上の台には廃墟となった蔵王ロイヤルホテルがある。
在りし日のスターライトホテル |
今、蔵王へ行くと外国人が目立つ、
山頂へ向かうフニテルの中、
殆どが外国人であることも珍しくない。
外国人が多いのは、蔵王に限ったことではない、
白馬にも、ニセコにも、
蔵王よりさらに多く外国人がいる。
そして、滞在している。
悪いことではない、
むしろもっと増えて欲しい。
外国人の観光客、スキー客の良い点は、
日本の休日に偏よらず、長期滞在が多いこと。
ニセコでも白馬でも多くの施設がそれに救われている。
蔵王の宿の予約状況も、
休日、週末は殆ど満室、
しかし平日には空きが目立つ。
その平日に外国人客が増え、
長めに滞在し、SNSで蔵王を発信してくれれば
もっと多くの外国人が訪れる。
そして施設がさらに充実すれば
日本人も増える。
蔵王には、今の10倍にも対応できる十分なキャパシティがある。
今の蔵王温泉に長めの滞在は難しい、
三日続けて、和食の会席料理なら、
日本人でも躊躇する。
旅館、ホテルの夕食を断っても、
夕食に行ける飲食店は少ない。
コンビニも1軒。
白馬村にも、ニセコにもB&Bのホテルや
スキーヤーズベッドのゲストハウスがある。
白馬村 |
白馬村八方インフォメーションセンターには
外国語対応スタッフが常駐し、
数か国の通貨対応の両替機
外国人むけの飲食店も多い。
白馬村 インバウンド向けホテル |
大声を上げるつもりはない。
視点を変えて考えた。
山形市には十分な施設がある、ビジネスホテルも銀行も飲食店も、
新幹線だってあるし空港も近い。
蔵王温泉は山形市内
蔵王温泉スキー場まで路線バスで45分。蔵王温泉スキー場と山形市がセットなら白馬、ニセコを超えるリゾートエリアになる。
ひたすら、樹氷、霧氷、ゲレンデの写真を撮ってきたけれど、
今回はゲレンデにいる時間を少し町に振り替えてみよう。
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