松屋は営業していた。
上山ヨークタウンという大型商業施設が
朝食仮眠の最後の砦として考えていた
蔵王温泉への登り口のセブンイレブンの2㎞手前にあった。
スーパーヨークベニマル、ホームセンターコメリ、松屋
ラーメン幸楽苑、マクドナルド、ドコモショップが
450台が駐車可能な平面駐車場を囲むように建っている。
100円ショップ セリアもあった。
時間は午前5時25分、松屋だけが営業していた。
松屋で朝食セットを食べた。
味噌汁が体にしみわたる。
朝飯がおわって車に戻ると猛烈な眠気が襲ってきた。
まだ空は暗い、車を松屋の光がまぶしくないあたりに移動して
2列目のシートをフラットに倒して仮眠をとることにした。
7時過ぎに目が覚めた。
1時間半弱寝ていたことになる。
明るくなっていたが、濃い霧に包まれていた。
視界は 200m程度、気温は7度山の麓にしても暖かい。
乳色の霧、この温度、どちらも春先を思わせる、
油断していると梅の香りさえしてきそうだ。
駐車場を出て、朝の通勤の車列に加わる。
3、4分で蔵王温泉へと登る道へ曲がる交差点に着いた。
右折して、通勤の車列から離れる。
1㎞ほど走り蔵王温泉方向へ左折する。
左折せずに直進すると蔵王坊平スキー場、蔵王ライザワールド
エコーラインとなって、蔵王のお釜を経由して宮城蔵王へとつながる。
今は。積雪のため、蔵王ライザワールドから先は閉鎖されている。
左折後、登山道路特有のくねくねとした道を登る。
5分ほどすると、乳色の霧が晴れ、視界が開けてきた。
カーブで車を停め振り返ると、ほんの10分前までいた世界は雲海の底に沈んでいた。
そう高くない上空には、更に雲がある。
標高で300mから1000m程度の空気の層が、下の雲海と上空の雲に挟まれている。
海中にいるかのように、大気の実態をリアルに感じる。
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